コメント

ナチス占領下ではルーヴルは略奪を回避した。一方でナポレオンは略奪品を展示した。
美術館はそうした政争の道具なのか?
社会の大きな流れに巻き込まれる運命なのか?

ロシア語で語られる不思議で魅力的な映画である。

馬渕明子(国立西洋美術館長)

敵味方の立場を超え、戦火のパリでルーヴルを守った二人の男。
彼らの運命の明暗に深い余韻が残る、秀逸のラスト。

中野京子(作家)

強烈に感動し、こみ上げる涙と震えにしばらく動けませんでした。
監督が描いたもろもろの深層に秘められたことを開くキーワードを無意識に探しています。
“美を護るものと破壊するもの”以上の作品です。

児島宏子(ロシア語翻訳通訳)

フランコフォニア ルーヴルの記憶

10月29日(土)ユーロスペースほか全国順次公開!